永井産婦人科病院
【Q&A集】
不妊・不育症のQ&A@

【Q501】不妊症とは、どういう状態をいうのですか?
【A501】不妊とは、生殖可能な年齢にある男女が正常な性生活を営んでいるにもかかわらず、避妊期間を除いて2年以上経過しても妊娠の成立をみない状態をいいます。一方、妊娠の成立をみても、流産・死産により生児を得られない場合を不育症といいますが、これらを総称して不妊症という言葉を使うことが一般的になっています。
不妊期間が2年というのは、結婚後妊娠の成立までの期間が2年以内に90%に達し、この期間を過ぎると妊娠する例が少ないという事実によります。全夫婦の約10%は不妊といわれています。妊娠の経験の全くない場合を原発性不妊、少なくとも1回妊娠の経験のある場合を続発性不妊といいます。
また、一般に生殖能は年齢と共に低下していきます。20代前半の女性の不妊率は7%程度といわれていますが、30代後半では約3倍になります。したがって年齢が上昇するほど早期に治療を開始した方が良いと思われます。近年、女性の社会進出がめざましく、それに伴い晩婚化が進んでいますが、妻の年齢が35歳以上である場合、1年以上妊娠しなければ不妊症の検査や治療を始めた方が良いでしょう。

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