永井産婦人科病院
【Q&A集】
赤ちゃんのQ&A@

【Q401】母乳を飲む回数は1日に何回くらいが良いのですか?
【A401】母乳を飲む回数は出生からの時期により異なります。母乳哺乳が充分にできる乳房となるには、基本的に二つの条件が満たされることが必要です。赤ちゃんが欲しがれば常に乳房を吸わせてあげられることと、母親が心身共に不安のないリラックスした状態で授乳ができることです。
まず、分娩直後に哺乳させることが第一です。ついで生後24時間以内に2時間以内の哺乳間隔で7回以上の頻回授乳ができれば理想的です。以後はできるだけ母児同室にして、欲しがるときに欲しがるだけ飲ませてあげましょう。赤ちゃんが起きている時には1時間ごとの哺乳になることもあります。頻回に母乳をあげることで、プロラクチンが高濃度に保たれて、乳汁の分泌が十分に行われるようになります。生後1か月までは、10〜12回/日の哺乳が標準です。
一方、母親がリラックスした状態でいると、赤ちゃんの乳首を吸う刺激に伴ってオキシトシンという射乳ホルモンが刺激の度に放出されます。このホルモンは乳房の奥の乳汁の通り道を、回りから絞るようにして乳汁を放出させます。この反射が十分に出れば、5〜6分位で母乳を出してしまうことができます。哺乳開始後数週間して射乳反射が確立すると、1日の哺乳回数は5〜8回で十分となってきます。
また、生後10〜14日、4〜6週、3か月、6か月の頃には、急な赤ちゃんの成長がみられ、さらに頻回の哺乳が必要になることがあります。この時は、母乳が足りないからと思って人工乳を足すのではなく、母乳を欲しいだけ頻回にあげて下さい。

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