永井産婦人科病院
【Q&A集】
お産のQ&A@

【Q206】会陰切開は、どうしてするのですか?
【A206】会陰切開は、お産で赤ちゃんの頭が出る時に赤ちゃんを出しやすくするために会陰部(腟の出口の肛門側)に入れる切開です。
会陰部の伸びが良い場合には、会陰切開を入れなくても会陰部は切れないか、切れても小さな傷ですみますので、必ずしも必要な処置ではありません。初産の方でも会陰部の伸びの良い人は会陰切開を入れませんし、経産の方でも会陰部の伸びが悪い場合には会陰切開を入れることがあります。会陰切開は必要な場合にだけ行われ、会陰切開を入れるかどうかは、赤ちゃんの頭が出る直前にならないと分かりません。
もし、会陰切開を入れたとしても、会陰部は傷の修復のはやいところですから傷は数日で癒合します。また、現在は細い合成吸収性縫合糸の開発によって、縫合した傷の痛みは殆どなく傷跡も殆ど残りません。
一方、会陰切開を入れないでできた会陰裂傷の傷は、ギザギザの傷になったり、肛門に達するような深い傷になってしまうこともあります。しかし、このような場合も合成吸収性縫合糸を使うことにより比較的きれいに縫合することができます。

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