永井産婦人科病院
【Q&A集】
不妊・不育症のQ&A@

【Q509】体外受精について、教えて下さい。
【A509】体外受精は、精子と卵子を体外で人工的に受精させる方法をいいます。卵管性不妊や精子異常症、免疫性不妊、原因不明の不妊などが対象になります。
体外受精は大きく分けて次の3つの行程で行われます。
第1行程は、排卵を効率よく起こさせるために排卵誘発剤やホルモン剤を投与し、過排卵を起こさせます。
第2行程は、卵巣の中の卵胞が充分成熟したら超音波断層法診断装置で観察しながら経膣的に卵胞内に針を刺して卵子を採取します。これを採卵といいます。採卵した卵子は、特殊な培養液中で数時間の培養をして濃度を調整した精子をこれに加えます。これを媒精といいます。媒精の翌日ないし翌々日に受精卵の観察を行って質の高い受精卵を選別します。
第3行程は、受精卵を子宮腔内に注入します。これを胚移植といいます。また、着床を助けるために黄体ホルモンを投与します。
最近では、精子無力症などで精子の受精能力の弱い場合には、精子を人工的に卵子内に注入する顕微受精という方法も行われています。
体外受精は、現在保険適応が認められていないため自費扱いとなります。

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