永井産婦人科病院
【Q&A集】
婦人科のQ&A@

【Q607】萎縮性膣炎とは、どういう病気ですか?
【A607】萎縮性膣炎は、腟粘膜が萎縮して薄くなり、外からの感染に対して弱くなって腟内が炎症を起こしてただれてきます。腟炎の程度により異なりますが、黄色、膿性、血性帯下などが見られます。腟入口部の灼熱感、掻痒感や疼痛を伴うこともあります。
成熟婦人の腟内にはデーデルライン桿菌という有益な細菌がいます。この細菌は卵巣ホルモンの影響下に存在し、腟内を酸性に保ち外からの細菌の侵入を防いでいます(腟の自浄作用)。何らかの原因により卵巣ホルモンが欠乏したり閉経期になると腟の自浄作用が低下してくるので細菌感染を起こしやすくなるのです。高齢者に多いことから老人性腟炎ともいいます。
治療法は、腟内に細菌感染に対する抗生物質と卵巣ホルモン剤を毎日挿入する通院治療を7〜14日間行うのが普通です。症状によって外陰部に塗る塗布剤を使用したり内服薬(ホルモン補充療法)を行うこともあります。
治療が終って、約1週間後に黄色帯下などの症状がなければ、治ったと考えて下さい。

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