永井産婦人科病院
【Q&A集】
お産のQ&A@

【Q204】分娩監視装置とは何ですか?
【A204】分娩監視装置とは、お産の時に赤ちゃんの心拍数の変化とお母さんの陣痛の変化を連続的に記録して赤ちゃんの状態やお母さんの陣痛の状態を監視する装置です。この装置はお産の時には必ず装着するもので、これによりお産がより安全に行えるようになりました。お産の前の子宮収縮があまりないときに赤ちゃんの胎動の状態も監視する胎児監視装置とは基本的に同じ装置です。
分娩監視装置は、赤ちゃんが元気なときには元気な心拍数パターンを示します。一方、赤ちゃんの臍の緒が圧迫されたり胎盤の機能が低下して赤ちゃんへ行く酸素の量が少なくなったりしてくると心拍数パターンに変化が起こり、赤ちゃんが苦しいことが分かります。 また、お産の時には陣痛が起こって、これが赤ちゃんに少しずつストレスとなります。赤ちゃんの体力に余裕がなかったり、体力の限界に達すると、今まで元気であった赤ちゃんが急に苦しくなってくることがあります。分娩監視装置を装着して赤ちゃんの心拍数を監視することは、お産の時に“赤ちゃんが元気かどうか”、“赤ちゃんが苦しくないか”を見守ることなのです。
この他にも分娩監視装置は、子宮収縮の間隔と持続時間から陣痛の強さを推定することができます。強すぎる陣痛は過強陣痛と言って赤ちゃんには大きなストレスとなります。一方、弱い陣痛は微弱陣痛と言ってお産が止まってしまうかもしれません。陣痛はお産の大事な要素の一つですから、お産の時に陣痛の状態を監視することも大変重要なことです。

《戻る》